ホームヘルパーの活用法

ホームヘルパーとは

 

 

ホームヘルパーという呼び名がすっかり定着していますが、正式には訪問介護員という訪問介護を行う資格を持っている人のことです。

 

 

もともと、ホームヘルパーは1960年代には「家庭奉仕員」と呼ばれていましたが、最近では都道府県の各知事が指定する訪問介護員養成研修の課程を修了しなければならなくなり、これは介護保険法第8条第2項で介護福祉士と共に定められています。

 

 

実際には介護行為を許されたかつての家庭奉仕員で、最近では一般にホームヘルパーと呼ばれているわけです。厚生労働省では2005年、介護に携わる者の資格を介護福祉士に一本化する方向を打ち出しているのですが、実情は需要に対して供給が全く追いついていない状態となっており、2級以上のホームヘルパーの需要は依然として高いのが実態です。

 

 

ホームヘルパーは、老衰や心身の障害等の理由から日常生活を行うのに支障のある高齢者や障害者の家庭を訪問し、身体の介護や家事サービスなどを提供しています。

 

 

高齢化の進む日本では、2015年には日本人の4人にひとりが65歳以上になるという予測もあって、当然介護が必要なお年寄りも増えてきます。そんな環境下では、ホームヘルパーの存在は、高齢化社会を現場で支える重要なポイントとなってきているといえます。